SUPパドルの種類と選び方5つのポイント

SUPパドルの種類と選び方5つのポイント

SUPは、サーフィンなどと違ってパドルを使用します。このパドルには実は色々な種類があり、目的や用途によって適切なものが変わります。どんな種類があり、どのような選び方がいいのか、説明します。


ボードとパドルを使用して、水の上をぐんぐんと進んで行くのがSUPというウォータースポーツです。どんなスポーツでも同じですが、ギア選びやウエア選びは、スポーツの楽しみのひとつです。SUPのギアというと、初めて購入するときにはついついボードにばかり注目していまいますが、ボードの推進力などの鍵を握っているパドルもとても重要なアイテムです。

ボード同様に、パドルにも実は様々な種類や違いがあるので、いざ購入するときに迷ってしまわないように、パドルの種類や選び方のポイントをしっかり予習しておきましょう。

SUPパドルの特徴

カヌーやカヤック、ラフティングなど、パドルを使うレジャースポーツはいくつかありますが、SUPのように立ってパドルを使用するものはそう多くはありません。また、SUPではパドルを1本しか使わないので、1本でも十分に推進力があることや、長時間漕ぎ続けられるように軽量化されたものが多くあります。

また、SUPはレースのように速度を競ったり、のんびりとクルージングしたり、SUPで沖まで出てフィッシングを楽しんだりと、いろいろな遊び方ができるものでもあります。そのため、どんな用途で使うのかによってボードにもいろいろな種類があり、同様に、用途などに合わせてパドルの長さや形に違いがあるのが特徴的です。

SUPパドルの種類(素材と長さ)

では、実際のSUPパドルにはどんなものがあるのでしょうか。主に、素材と長さの違いを細かく説明します。

素材の違い

パドルの素材によって、耐久性や重さに影響します。もっとも軽いのはカーボン製のものです。カーボン製のパドルにも、フルカーボン製といって全てがカーボンで作られているものと、シャフト部分だけがカーボンで作られているものがあります。フルカーボン製の方が軽いのですが、カーボンは高価な素材なため、フルカーボン製だととてもコストが高くなります。コストも抑えられて、軽量化も考慮されているのがシャフト部分だけをカーボンにしたものです。

フルカーボン製のパドルだと、本体の重量が1キロ以下のものもあり、男性はもちろん女性でも扱いやすいのが嬉しい点です。SUPでは、楽しくて一生懸命漕いでいるうちに、思わぬ沖まで出てきてしまった、ということが多々あります。沖に出るのは良いものの、岸に帰るころには腕にも疲れがたまってきます。重たいパドルでは、クルージングの帰りなどに腕に大きな負担をかけてしまいます。

しかし、軽さももちろん大切ですが、長期的に使用するものだからこそ、強度も気になるところです。SUP用パドルの中で、もっとも耐久性に優れているのは、アルミニウム製のパドルです。強度も十分で、価格も低価格なものが多く、初めてギアを揃える人でも購入しやすいタイプです。しかし、どうしても重さが出てしまうのが、アルミニウム製のパドルの難点です。総重量で約1.2キロぐらいのものが多数ラインナップされています。クルージングなどでゆったりと漕ぐイメージの方や、SUPヨガなどに使用するのでそう沖まで出る予定じゃない人は、アルミニウム製でも大きな問題はありません。

耐久性、重さ、コスト、いずれの点においても、カーボン製とアルミニウム製の中間にあたるのが、グラスファイバー製のパドルです。全体の強度としてはカーボン製よりは強いのですが、もともと割れやすい素材のため、端から欠けやすいという難点があります。その点だけを考慮すれば、初心者、中級者、どちらもおすすめできるパドルです。

長さの違い

また、パドルは長さもそれぞれです。基本的には使用する人の身長を基準にちょうど良い長さを計算しますが、用途や使用目的によっても最適な長さは異なります。たとえばレース用は、スピードを出すために腰を伸ばして大きく漕ぐ必要が出てくる場面もあります。そのため、少し長めに作る人が多いようです。しかし、サーフィン用などの場合は、低姿勢でかがみ気味の使い方をすることが多いため、短めにしている人が多く見られます。

通常は、SUP用パドルはカットして長さを合わせて使用します。しかし、中には速度を楽しみたいときも、のんびりクルージングを楽しみたいときもある、という人も少なくありません。また、まだ身長が伸びている途中のお子様が使用している、という場合もあります。そんなときのために、SUP用のパドルにはアジャスタブルタイプのものもあります。このパドルは、カットしなくても都度長さを調整して使えるため、家族でギアをシェアしたい人などにも便利です。

SUPパドルの選び方5つのポイント

素材や長さなど、基本的なことは一通りご説明したので、具体的にパドルを選ぶ際の細かいポイントをおさえておきましょう。ポイントは、細かく5つに分けることができます。

①ブレードの大きさ

パドルの大きさは。使用する目的によって変わります。パドルは大きければ大きいほど、一度に掴む水の量が多くなります。当然加速度などはあがるのですが、水に対する抵抗力も強くなるので、同じ回数漕ぐとしたら、大きいパドルの方が疲れやすいということもあります。そのため、クルージングなどゆったりとライディングを楽しみたい場合には、小さめのパドルで良いでしょう。反対に、サーフィン用としてSUPを使用するときには、波に乗る一瞬の加速力が大切になるので、大き目のパドルの方が扱いやすいです。

②ブレードの形

パドルの形も、パドルの大きさと同様に使用目的によって異なり、大まかにはクルージング用とサーフィン用で分けることができます。クルージング用の場合は水の抵抗を極力抑えて、かつ推進力をあげるために、比較的縦長の形状をしています。それに対して、サーフィン用にSUPを使用するときには、パドルを波にあてることでターンをしたりするので、角が比較的丸くなっているのがサーフィン用のブレードの特徴です。

③シャフトやブレードの硬さ

SUP用パドルのシャフトやブレードには、しなりがあるものや、硬いものなど、硬さにも違いがあります。シャフトが硬いと、腕の力がそのままシャフトにかかりますが、どうしても腕にかかる負担も多いので疲れやすくなります。力が弱い女性や、体が小さめな人は、しなやかなシャフトを使用して、力をうまく逃しながら漕いだ方が体への負担が少なくてすみ、疲れにくくなります。

④具体的な長さの目安

シャフトの長さを決めるときには、サーフィン用であれば身長と同じぐらいから、15cmほど長いぐらいが使いやすいです。クルージング用の場合は、身長より15cmから25cmほど長い方が漕ぎやすいでしょう。しかし、1cmや2cmのわずかな違いでも漕ぎやすさや推進力が変わることがあります。力の掛け方などは人によって違うので、ほんの少し長めにカットしてから、使いやすさに合わせて長さを調整してあげてください。

⑤シャフトの形状

ブレード以外にも、シャフト部分にも実は形状の違いがあり、これによって手にかかる負担やコントロールのしやすさが異なってきます。少し曲がっているタイプのシャフトは、ブレードのコントロールがしやすく、手首にかかる負荷が軽減されるのですが、ストレートなシャフトのものの方が、比較的低価格なものが多いようです。

まとめ

こうしてポイントを挙げてみると、パドルの選び方は、とても奥深いものです。実際に持ってみて重さを体感してみたり、しなりを確認したりして、じっくりと吟味してください。時間をかけて選んだアイテムは愛着もひとしお。SUPを楽しむための、重要なパートナーになってくれることは間違いありません。

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