登山の装備・持ち物リスト27個!山小屋・テント泊・春夏秋冬で違う?

登山の装備・持ち物リスト27個!山小屋・テント泊・春夏秋冬で違う?

初めての登山をする場合、何も知識のないままで山に入るのはちょっと心配ですよね。この記事では登山の際の装備、持ち物リストをまとめています。泊まる方法(山小屋、テント泊)によっても必要な持ち物は異なりますので参考にしてください。


初心者から上級者まで、すぐに役立つ登山の装備・持ち物を紹介します。登山は計画して装備・持ち物などを準備するところからすでに始まっているのです。

初心者必見の登山の基本の装備・持ち物から、季節や登山スタイルに合わせた装備・持ち物、その他便利グッズやアイデアグッズなども紹介。

登山を快適で楽しくするためのグッズもたくさんあります。ここで自身の登山スタイルにあった装備・持ち物を探してみましょう。

登山に行く前の心構え

近年多くの方が山を登るようになり、登山の魅力や楽しさが広く浸透してきたように思います。しかし、登山をする上で、必ず頭に入れておきたいことは、登山は危険と隣り合わせだということです。

それは高い山や険しい山に登っている方だけに限ったことではありません。低山登山などの日帰り登山でも同じことが言えます。低山登山でも、一人で足を捻挫して、動けなくなったらどうでしょう?そのまま他の登山者に出会わなかったら、そこで夜を越すことになるかもしれません。

十分な装備なく、山で夜を越すことは生命の危険すらあるのです。少しオーバーな例えですが、その可能性もゼロではないということを常に思っておくことが大切です。

登山中のトラブルを回避するため、またトラブルが発生した時に対応できるための装備、持ち物をしっかり準備しましょう。

登山の基本的な装備・持ち物リスト27個

登山は山を歩くだけのシンプルなスポーツ、レジャーです。しかし、普段街中で歩くのとはまったく違います。快適に楽しく、また安全性を考えた最低限の装備・持ち物は準備して行きましょう。

1. 登山靴・トレッキングシューズ

登山のメインは歩くことです。だから足元、靴が重要な装備の一つとなります。
山に入る時は専用の登山靴・トレッキングシューズを用意しましょう。舗装道路とは違う登山道の歩行で、足の疲れを軽減し、怪我から守ってくれます。快適に安全に歩け、自身の体や登山スタイルに合った登山靴は登山をより楽しいものにしてくれます。

登山靴の種類は、低山や日帰り登山にあった軽登山靴、縦走や岩場などを行く重登山靴、さらに傾斜のゆるい遊歩道などに向いているハイキングシューズなどがあります。

シューズ選びで大切なことはサイズ選び。実際にお店で履いてから購入するようにしましょう。

2. 登山用靴下

登山靴と同じく、山を歩く足をサポートしてくれるのが靴下です。登山用靴下は、登山時の足の負担、怪我を軽減してくれます。

登山靴はハードな路面を踏みしめるため、アウトソールは固く靴底は厚くなっています。登山用靴下はクッション性が高く、地面の衝撃を和らげる働きがあります。またオーダーメイドの登山靴でない限り、登山靴と足が完全にフィットすることは少ないです。厚手の登山用靴下は、そのギャップを埋めてくれる役目もあります。

登山用靴下の素材は、ほとんどが速乾性の高いウールか化繊、またその混合です。登山用靴下の選ぶ時のポイントは、靴下の厚さです。登山靴と足にあった厚さを選びましょう。

3. ザック(リュック)

登山で登山靴と同様に必要なのが、装備や飲食料を入れるザック(リュック)です。
登山の時の鞄は必ずザックを用意しましょう。背中に背負うことで重たい荷物を持っても体のバランスが良く、両手が自由になります。

ザックも登山用のが好ましいです。長時間背中に背負って歩きますので体にフィットしたものがバランスも取りやすく、疲れにくいです。そのため登山用のザックは肩や胸・腰ベルトが調整でき体にフィットさせやすくなっています。

ザック選びの基本は大きさです。日帰り登山なら20リットルから25リットル、山小屋1泊なら30リットルから35リットル、というように自身の登山スタイルに合った大きさを選びましょう。

4. ザックカバー

ザックと一緒に用意したいのがザックカバーです。ザックを雨から守ってくれます。
山の天候は変わりやすく、天気予報が晴れでも雨が降ることがあります。大切な装備・持ち物が、雨で濡れて使い物にならなくなったっということがないように、また、雨を含んだザック、持ち物が重たくなってしまわないように、ザックカバーは必ず用意しましょう。

ザックの大きさに合わせてザックカバーを選びます。小さすぎるとザックが全部覆えませんし、大きすぎると風を含んでバランスを崩したり、飛んでいくこともあります。ザックの大きさとぴったりのものを選びましょう。

5. レインウエア

雨の対策でもう一つ重要な装備がレインコートです。雨で体や服が濡れるのを防いでくれます。登山で用意するレインウエアは、歩きやすさを重視して、上下分かれているセパレートタイプで頭を覆うフードが付いているものが基本です。

自身の体に合ったサイズ選びはもちろん、レインコートの素材にも注目してください。雨を防ぐ防水性があり、体から出た汗の湿気を外に出して蒸れにくくする透湿性の優れた素材を選びます。代表的な素材としてゴアテックスが上げられます。メーカーによってさまざまな素材がありますので、特徴を良く調べて選んでください。

防水性と透湿性に優れたレインコートなら、雨でも、安全で快適に登山を楽しむことができます。

6. スタッフバック・ドライバック

小物をまとめたり、服などをコンパクトにしたりと、ザックの中を整理できる小袋です。
登山用でもいいのですが、100均で売られているようなものでも十分役に立つので準備しておきましょう。

また、スタッフバックの中でも完全防水のものをドライバックといいます。こちらは絶対に濡らしてはいけない着替えや電気製品などをいれておきましょう。雨の時だけではなく、不本意に川などへ入ってしまった時のために、しっかりしたアウトドア用のドライバックをおすすめします。

スタッフバックの選び方は防水、非防水の違いや、大きさの他、色分けも重要です。入れるもので色分けをするとより使いやすくなります。

7. タオル・ハンカチ類

汗をかいた時や手や顔を洗った時などに使うタオル・ハンカチ類です。
歩きながら使うには、ポケットに入るハンカチが便利ですが、休憩で汗を拭くときや、雨で濡れた体を拭くときなどタオルが便利です。一枚はザックに入れておきましょう。

また、手ぬぐいが山では活躍します。タオルほどかさばらず、ハンカチよりも面が大きいので、使い勝手がいいです。怪我をしたときの包帯代わりや、裂いて紐としても使えるのでおすすめです。

8. トイレットペーパー

山のトイレではトイレットペーパーがないところもあります。その他、トイレットペーパーは、汚れを拭くなど、ティッシュペーパー代わりにもなるので、一つ持っていきましょう。

市販のトイレットペーパーでかまいません。真ん中の芯を抜いてつぶすとかさばらずに持っていくことができます。ジップ付きの袋やドライバックなどに入れて、濡らさない工夫もしておきましょう。

9. ファーストエイドキット

怪我をした時の初期対応ができるものを入れておくのがファーストエイドキットです。

登山中の怪我で多いのが捻挫、骨折、打撲、擦り傷、そして意外と面倒なのがとげです。いろいろと考えると荷物が多くなりますが、最低でも用意したいのが三角巾、包帯、絆創膏、テーピングテープ、毛抜きです。その他にも必要だと思うものは入れておきましょう。

三角巾は捻挫、骨折の固定や止血などいろいろ便利です。捻挫や打撲では初期に炎症を冷やすこと、アイシングが大切なので、急性冷却パックをおすすめします。擦り傷、切り傷は、布などで圧迫して止血し、傷口をきれいな水で洗い流して、消毒液は使わず、包帯か絆創膏をします。絆創膏は大小用意しておくと便利でしょう。

10. エマージェンシーシート

サバイバルシートとかレスキューシートとも呼ばれ、毛布のように体に覆い、体温の低下を防ぎます。防寒、防風、防水効果があります。

主に銀色で薄くシート状ものが多く、銀色のアルミが体の熱を反射して保温をします。

冬山だけではなく、夏の山でも雨に濡れたり、夜になったりすると、思いのほか外気に体温がとられることがあります。体温の低下は命にかかわります。小さくたためて携帯にも便利なので、ファーストエイドキットと一緒にザックに入れておきましょう。

11. 薬(常備薬)

自身に必要と思われる薬を持っていきましょう。
その日の体調次第で怪我のリスクや登山計画の達成率も変わってきますし、何よりも万全の体調でないと登山を楽しめません。

持病の薬はもちろん、腹痛時の下痢止め、頭痛・発熱時の解熱鎮痛剤、虫に刺された時のステロイド剤軟膏、目薬など自身に合ったものを選びましょう。自身で判断が難しい場合は、薬局や病院で相談して処方してもらう方法もあります。

12. ビニール袋

特別なものは要りません。スーパーでもらえるビニール袋で十分ですが、必ずもって行きましょう。主にゴミ袋として使います。その他、濡れた服や汚れたものなどを入れておくことができます。また、怪我をした時の止血にも使えます。かさばるものでもありませんし3枚くらい入れておきたいものです。

13. 登山計画書(登山届け)

登山者の連絡先、メンバー、日程、ルート、装備品などを書くのが登山計画書(登山届け)です。登山計画書は管轄の警察署へ提出します。登山口にポストがある場合も多く、郵送、メール、FAXでも受け付けてくれます。また、インターネットから簡単にできるところもあります。

この登山計画書を出すことの一番のメリットは、遭難した時の捜索が早いということ。遭難した時間が長ければ長いほど生存確率は下がっていきます。登山の計画を立てる時に一緒に作成し、日帰り登山や低山登山でも必ず出しましょう。

14. 地図

自身の今いる場所の把握や、ルートの確認などをすることができます。また、等高線などから、ルートの様子や危険箇所が想像することもできます。

最近はスマートフォンのアプリでも山の地図がありますが、電池切れの心配や見やすさから、紙の地図を持っていくことをおすすめします。山の地図は50,000分の1の縮図くらいが見やすく、登山用の地図では、雨など水がしみ込みにくく敗れにくい紙を使用しているものもあります。

15. コンパス

地図とあわせて使います。今いる位置の確認や、向かっている方向の確認、目的地の方向なども確認できます。また、周辺の山や建造物の方向が確認でき、眺望を楽しむためのアイテムとしても活躍します。

16. 筆記用具&メモ帳

絶対使うというものではありませんが、ボールペンとメモ帳だけでもかまいません。持っていくことをおすすめします。地図に線を引いたり、登山記録を残したり、登山口で登山計画書を書く場合にも使えます。緊急の時には、その時の状況を記録したり、他の登山者にメモを託すこともできます。

17. スマートフォン(携帯電話)

連絡用にも使えますし、便利なアプリもいっぱいあります。GPS機能や地図アプリ、カメラなどをはじめ、万歩計や図鑑などで登山を楽しめるのです。

落とさないようストラップなどを付けるとよいでしょう。また、いざという時に電池切れにならないよう、使いすぎには注意しましょう。

18. ヘッドランプ

日帰り登山でも持っていくようにしましょう。
山では夜にならなくても、夕方から薄暗くなります。少し下山の時間が遅れただけで、真っ暗な登山道を下ることになりますし、トラブルがあってビバークすることになると、ヘッドランプは必需品です。

持ち運びに便利で軽量コンパクトなLEDのヘッドライトが出ていますので緊急用としてザックに入れておきましょう。

19. 予備電池・モバイルバッテリー

ヘッドランプの予備電池とスマートフォン用のモバイルバッテリーです。いざという時にヘッドランプ、スマートフォンが使えるように持って行きましょう。

最近ではヘッドライトもモバイルバッテリーからUSB充電できるものもあります。モバイルバッテリーも軽量のものから、太陽光で充電できるものまでいろいろありますので、気に入ったものを探してみてください。

20. 保険証のコピー

怪我や病気などで病院にお世話になる場合を考えて、保険証はコピーでかまわないので、必ず携帯しておきましょう。

21. 財布(お金)

山小屋などでのお買い物や、下山してからの交通費など、最低限のお金は持っていきましょう。カードやレシートなどが入っている普段使っている財布は紛失時に大変です。普段の財布とは別の財布で必要なお金だけ入れることをおすすめします。

22. 腕時計

登山計画通り登山ができているかを確認します。一番確認したいのは下山や宿泊地到着時刻です。日没の時間を把握して、しっかり時計を見ながら行動しましょう。

腕時計には高度や温度など便利な機能が付いたものもあります。しかし、防水性や耐久性などの優れたものを選びましょう。

23. 水筒(飲料水)

登山では水分補給は欠かせません。スポーツドリンクやお茶を持って行きたい方は水筒を2本用意しましょう。1本はスポーツドリンクかお茶、もう1本は真水を入れます。

スポーツドリンクだけではのどが渇くこともありますし、真水は怪我をした時の洗浄にも使えるので必ず持っていきましょう。水筒もいろいろあり、プラスチックで中身が見えるものはおすすめです。ペットボトルのままでもいいです。

24. 食料

登山中にお昼ご飯を食べるスケジュールであればその分の食料は必要です。お弁当、パンなど携帯に便利なものから、お湯を沸かして即席フードにするのもよいでしょう。山のご飯はザックに入る条件さえクリアできれば、好きなもので楽しむのが一番です。

25. 行動食

お昼ごはんとは別に行動食も用意しましょう。登山は長時間体力を使い続けます。定期的に栄養補給を心がけましょう。行動食は持ち運びやすく高カロリーが基本です。専用のサプリメントも多くあります。すぐにエネルギーとなるチョコレートなどの糖分や、歩きながらでも食べられるおにぎり、パンなどがおすすめです。

悪天候やトラブルなどで十分なランチタイムが取れないときでも、行動食で登山を続けることができます。

26. 非常食

非常食は怪我やトラブルで、予定の日程以上の時間を山で過ごすときのための食べ物です。日帰り登山でも、800~1,200カロリー分の食料を持っていくことをおすすめします。

保存の利くクッキーやビスケット、バランス栄養食品、水だけでご飯ができるアルファ米など、かさばらず重くないものを選びましょう。

27. トレッキングポール

山登りで負担のかかる足、特に膝への負担を軽減してくれるのがトレッキングポールです。1本、または2本のトレッキングポールを杖のように使って歩きます。体のバランスをとり、足が体を支える負担を、腕の力に分散して軽減します。特に下山時の膝の負担が大きく軽減されるので、初心者こそ使い方を習得することをおすすめします。

トレッキングポールの選び方のポイントは重さと握りやすさです。長さはほとんど調節できるので、使っていて疲れにくいトレッキングポールを選びましょう。

山小屋泊の登山の追加おすすめ装備・持ち物5つ

山小屋は山で寝ることのできる施設ですが、大抵が大部屋で複数人が一緒に宿泊します。山の上なので、電気、水道などで不便なところもたくさんあります。

ホテルや旅館といったものではなく、登山中に一時的に体を休める場所と思った方がよいでしょう。しっかり休息して翌日の登山に備えるための、山小屋を快適に過ごすアイテムを紹介します。

1. ボディシート

山小屋ではお風呂がないのが当たり前で、水も自由に使えるところは少ないです。一日中歩いて汗をかいた体は、使い捨てのボディシートで拭いてさっぱりしましょう。一日中緊張していた体と心をリフレッシュすることも翌日の登山へとつながります。

夏におすすめのひんやりタイプから、いいにおいのするものまで、好みで選びましょう。

2. 歯ブラシ・歯磨きガム

水道がなくても、水筒の水で歯磨きはできます。山では環境保全のため一般の歯磨き粉は使わないほうがよいでしょう。

また、歯磨き禁止の山小屋もあります。そんなときは歯磨きガムが効果的です。気分転換、リフレッシュするためにも歯磨きは効果的です。少しでもストレスをなくして山小屋の時間を楽しみましょう。

3. 耳栓

山小屋では複数の人と同じ部屋で寝ます。睡眠の妨げとなる音をシャットアウトしてくれるのが耳栓です。寝るときの騒音といえばいびきですが、その他にもトイレに行くときの音や、風が壁をたたく音、寝返りの布がすれる音でも気になります。

次の日、寝不足で体調不良にならないよう、音が気になる方は耳栓をして、しっかり睡眠をとるようにしましょう。

4. 着替え

一泊ですと、ほとんど着替えない方も多いですが、一日中汗を吸ったアンダーシャツだけでも着替えると、気持ちよくリラックスできます。荷物に余裕があれば、山小屋用のTシャツとボトムを持っていってもいいです。下山後の帰路用としても使えます。

荷物は少ない方がよいのですが、不快感が我慢できなければ、着替えもメンタルを整える重要なアイテムと考え、持ち物に入れることも検討しましょう。自身にあったバランスが大切です。

5. トラベルシーツ

インナーシーツとも呼ばれている筒状の簡易シーツです。山小屋の布団が気になる方はこのシーツがおすすめです。布団が原因で眠れない方も多いと思います。

トラベルシーツはコンパクトに収納できるので、持っていくとよいでしょう。山小屋では少しでも睡眠が取れるよう、持ち物も工夫しましょう。

テント泊の登山の追加おすすめ装備・持ち物6つ

山小屋で泊まるよりも、行動範囲とスケジュールの自由度が広がるテント泊。いつかはテント泊で山を満喫したいと思っている方も少なくありません。しかし、テント泊登山は危険のリスクも高まりますし、高い技術を必要とします。テント泊を安全で快適に行える装備を紹介します。

1. テント

登山用のテントは小型軽量が基本です。2本のポールで組み立てるドーム型テントで、インナーテントとその上に被せるフライシートで構成されるダブルウォールタイプが主流です。防水性が高く、結露しにくい特徴があります。

テントを選ぶときのポイントは、使うシーズンと使用人数です。主に春夏秋の3シーズン用と冬用に分かれています。次に使用人数ですが、テントに表示している最大人数で使用すると少し窮屈に感じます。荷物に余裕があれば使用人数より少し大きめテントをおすすめします。

2. シュラフ

テント泊で寝る時に使用するシュラフ。シュラフには大きく分けて2種類あります。顔だけ出せる「マミー型」と、長方形の「封筒型」です。登山では主にマミー型を使用します。

シュラフの選ぶ一番のポイントは使用温度、使用するときの気温によって選びます。ほとんどのシュラフに参考使用温度が表記されています。寒くて眠れなかったということのないようしっかり確認しましょう。

次に重要なポイントは重さと大きさです。一日中ザックに入れて歩くので、軽量コンパクトなものを選びましょう。中綿が化繊よりもダウンの方が軽くてコンパクトに収納できます。しかし、ダウンは化繊に比べて高価になりますから、バランスを考えて選びましょう。

3. マット

シュラフの下に敷くマットです。山のテント場では整地されているところばかりではありません。凸凹の地面や砂利の上でテントを張って寝る場合もあります。マットがあることで寝心地が良くなります。また、地面からの冷気を遮断して保温をする役目もあります。

マットには空気を入れて使うエアマットタイプとバルブを開けると空気が入るインフレータータイプ、発泡ウレタンで広げるだけで使用できるクローズド・セルの3種類あります。
寝心地、重さ、収納時の大きさ、断熱性で自身に合ったものを選びましょう。

4. バーナー(ストーブ)&燃料

バーナー(ストーブ)があると食事の幅が広がるので、テント泊登山では持っていくことをおすすめします。湯が沸かせるだけで、インスタント食品やレトルト食品を調理することができますし、山の上で温かいコーヒーを飲むこともできます。

登山用のバーナーの主流は、ガス缶を燃料としたガスバーナーです。軽量、コンパクトなものが多く販売されて、燃料のガスも寒冷地用など寒さに対応したものもあります。

5. コッヘル(クッカー)&カトラリー

バーナーと合わせて持っていくのが持ち運びに便利なの鍋、コッヘル(クッカー)です。コッヘルはそのまま器としても使用できます。また箸やスプーン、フォーク類のカトラリーを忘れずに。

クッカーは丸型と角型があります。角型はパッキングしやすい他、インスタントラーメンの乾麺がすっぽり入ります。素材は軽量を重視してアルミかチタン製のものを選びましょう。

6. サンダル

テント泊で、テントの出入り時に役に立つのがサンダルです。ちょっと外へ出るときに登山靴を履くのは面倒ですし、しっかり紐を結ばず履いていると転倒などの原因にもなります。安価で軽いもので十分ですので、持っていくと非常に役に立ちます。

春・秋の登山の追加おすすめ装備・持ち物4つ

春・秋の登山で一番のポイントは時期、時間によって夏の気候にも、冬の気候にもなる可能性があるということです。両方の準備をすればよいのですが、荷物が重たく大きくなり、体力の負担が大きくなります。夏と冬をうまく両立させるアイテムを紹介します。

1. 手袋

春先や晩秋の山では、冬の気候になることがあります。防寒対策として手袋を持っていきましょう。山では天気だとおもっていても、雲が一つかかると途端に気温が下がることもあります。冷えた手を服のポケットで温めるのは危険です。あらかじめ手袋を用意しておきましょう。

2. ニット帽

ニット帽も防寒対策で、耳の隠れるものがおすすめです。登山中の寒くなった時に使います。その他、もしもビバークなどで夜を越さなければならない時に役立ちます。日中の気温が高くても、ザックに入れておきましょう。

3. フリース&ダウン

春と秋の登山は気温の変化が大きいです。それに対応するには、重ね着・レイヤリングが基本です。暑くなると脱いで、寒くなると着るだけなのですが、脱いで持ち運ぶ時のことを考慮すると、軽くて保温性の高いフリースや薄手のダウンジャケットがおすすめです。気温や発汗の状態でこまめに着替えていきましょう。

4. 軽アイゼン

登山靴の底に爪をつけて、雪や凍った路面でも滑らなくするのがアイゼンです。冬山登山で使うものよりも簡素で爪が4本や6本のアイゼンのことを軽アイゼンといいます。

春、秋は、高い山では登山道に残雪も多く、取り外しが簡単な軽アイゼンが活躍します。事故、怪我防止のためにも、必ず装着するようにしましょう。また、軽量コンパクトなものが多く、雪や凍結の心配がある季節はザックに入れておきましょう。

夏の追加おすすめ装備・持ち物5つ

夏の登山で一番気をつけることは熱中症です。山では氷などで冷やす応急処置ができません。重度の熱中症は命が危険になることもあります。日射し対策、体温調節、栄養補給など、夏の登山、熱中症対策に欠かせないアイテムを紹介します。

1. 帽子

日射しよけの帽子です。頭や首の日射しを避け、体温の上昇を抑えましょう。そのため柄が大きく通気性の良いものを選びましょう。また、風に飛ばされないよう、あごひも、ストラップなどを取り付けつるとよいでしょう。帽子を水で少し濡らして使用すると、気化熱で涼しく感じます。

2. サングラス

日射し対策のサングラスです。上からの日射しだけではなく、白い山肌の反射もまぶしいものです。目の保護と、登山道、地面をはっきり見るためにもサングラスの着用をおすすめします。

選ぶポイントはフィット感です。耳や鼻に負担がなく長時間かけていられるか、歩いていて動いたりずれたりしないかです。スポーツ用のサングラスがおすすめですが、実際にかけてみて自身に合ったものを選んでください。

3. 日焼け止め

夏に限らず一年中紫外線対策として必要ですが、特に夏はこまめに使用します。紫外線は平地よりも高所のほうが多いのです。そのため日焼け止めは紫外線カットの数値SPF30、PAは++以上のもの、汗をかくのでウォータープルーフのものを使い、最低2時間おきに、こまめに塗りなおしましょう。

4. 塩飴

熱中症対策には水分と塩分の補給も欠かせません。塩分補給にはさまざまなサプリメントも販売されていますが、手軽に塩分を補給できる塩飴がおすすめです。

塩飴はポケットに入れるなど持ち運びにも便利で、飴をなめることで気分転換にもなります。夏登山では定期的な水分補給と塩分補給を欠かさないでください。

5. 瞬間冷却パック

気分が悪い、頭が痛い、などの軽度の熱中症の症状が出たときの応急処置として瞬間冷却パックが活躍します。熱中症の対応は冷やすことが第一です。

氷もなく、水の使用も制限がある山では、瞬間冷却パックで体を冷やします。捻挫や打ち身の患部を冷やす時にも使えるので、ファーストエイドキットと一緒にザックに入れておくことをおすすめします。

冬の追加おすすめ装備・持ち物4つ

冬の登山、特に雪山の装備、持ち物を紹介します。雪山は危険度が増しますので、十分な装備が必要です。

また雪を歩く上で必要なアイテムは、それを使いこなす技術も必要となります。しっかりとした技術を身につけた上で、自身にあったアイテムを選びましょう。

1. アイゼン

靴の裏に爪をつけ、氷や雪で足が滑らないようにするのがアイゼンです。雪山では爪の数が10本か12本のものを使用します。少しの雪でも滑って転倒する危険があります。雪があるところは早めにアイゼンの装着をしましょう。

アイゼンの大きさは調節できるので、どのようなサイズの登山靴でも装着できますが、実際に使う登山靴に装着して選ぶことをおすすめします。

2. ワカン、スノーシュー

雪が深く、足をとられてしまうようなところで活躍するのがワカン、スノーシューです。登山靴に装着して使用します。

登山靴より大きな面で雪面を踏むので、足が雪の中へ埋まってしまうことがありません。新雪のふかふかの雪の上も歩くことができますので、雪山での行動範囲も広がります。

ワカンは小回りが利き、スノーシューは少し大きめで、足が雪に沈みにくいです。用途、好みに合わせて選びましょう。

3. スパッツ(ゲイター)

登山靴とズボンの裾を覆うのがスパッツ(ゲイター)です。雪が靴やズボンの裾に入ってくるのを防ぎます。靴に入った雪は靴下を濡らし、足先の温度を奪っていきます。湿気の多い場所や雨の日にも活躍しますが、特に冬は足の温度が奪われやすいので、必ず使用しましょう。

4. ピッケル(アイスアックス)

ピッケル(アイスアックス)は雪山で杖のように使ったり、氷に爪を引っ掛けて登ったり、雪面で滑落した時にはブレーキの役目に使ったりと、雪山での用途は多岐にわたります。長さやシャフトのカーブ、ピック、爪の形状など用途や自身の体に合わせて選びます。

ピッケルは高い技術を必要とする装備です。十分な技術を身につけてから使用しましょう。

中上級者の登山の追加おすすめ装備・持ち物3つ

中上級者向けの装備、持ち物で、主に安全を確保するものを紹介します。中上級者は自身の安全は必ず守ることが重要です。

複数のパーティの時でも、まず自身が安全でなければ、他の人をサポートできません。危険な登山をするのが中上級者ではなく、より安全に登山をするのが中上級者です。

1. ヘルメット

言わずと知れた頭を守るヘルメット。滑落、転倒時、落石などの落下物から頭部を守ります。使用するのに技術はいらないので、初心者の方でも使用できます。選ぶ基本は安全基準規格を満たしているもの、自身の頭にぴったりのサイズです。あとは、通気性の良いものや、フードや帽子などと一緒に被れるものなど、用途に合わせて選びましょう。

2. ザイル

登山のザイルは主に安全確保に使います。崖を登るクライミングや、強風の尾根道を行くときなどでは、万が一に墜落、滑落した時のために体とその他の人も含めた外部に取り付けます。また、滑落した人を助ける場合や、怪我をした人を担ぐ時の補助として使用できます。いずれもザイルを正しく使うには高い技術が必要です。

3. ハーネス

ザイルで安全確保する時に体に装着するのがハーネスです。体をザイルで吊るした時、体をバランスよく、また動きやすく固定できます。ハーネスもザイル同様に高い技術が必要です。ハーネスの取り付けが甘いと、いざという時外れて大事故になることもあります。使用する際は、十分な技術を習得しましょう。

まとめ

登山での装備・持ち物をあげてみました。こうして並べてみるとかなりの数があり、準備するのが大変と思うでしょう。しかし、登山道の様子、気温、景色など、登山を想像しながら、必要なものを準備するのも楽しみの一つです。

安全のためにも必要最低限の装備・持ち物は用意して、楽しく快適な登山ライフを過ごしましょう。

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