万年筆の使い方・持ち方・書き方のコツ23個を徹底解説!

万年筆の使い方・持ち方・書き方のコツ23個を徹底解説!

「万年筆を買ったけど、まだ初心者でどう使えばいいのか分からない…」。そんな方に向けて、万年筆の使い方・持ち方・書き方・お手入れ方法などを詳しく解説します。万年筆を長く使いこなしていくためにぜひチェックしてみて下さい。


万年筆はいつの時代も大人の心をくすぐる筆記具です。
万年筆を買うことを決めたが、事前に使い方などについて知っておきたい。左利きでも万年筆を上手く使えるか不安だ。せっかく高価なものを買うのだから長く愛用したい。そんなあなたのために、万年筆の使い方・持ち方・書き方のコツを伝授いたします。

大人の文具とも言える万年筆は、大切に使用すれば生涯のお供として長く役目を果たしてくれます。万年筆は鉛筆やシャープペンシル、ボールペンとは使い勝手が異なるため、正しい使い方を学んで長生きさせてあげましょう。

万年筆の買ったときの状態

万年筆を新品で買ったときの状態はインクが入っていないため、初めにインクを入れることから始めなければなりません。万年筆はボールペンやサインペンなどと違い、購入後すぐに文字を書き始めることができないのです。

購入するときは万年筆と合わせて、インクも購入することを忘れないようにしましょう。インク選びも万年筆の醍醐味で、ボールペンやサインペンなどでは味わうことのできない滲みやムラを楽しめます。インクはメーカーにより、発色だけでなく粘性なども異なります。

また、インクには種類があり、染料インクや顔料インク、古典インクの3つがあります。豊富なカラーバリエーションの中から自分好みのインクを見つけましょう。

万年筆の基本的な使い始め方

万年筆を使い始めるには、まずインクを補充しましょう。購入時にはインク補充方式を確認したうえで選びましょう。インクにはカートリッジに入っているものと、瓶やボトルに入っているものがあります。

カートリッジインクは名前の通りカートリッジ式の万年筆用です。
瓶やボトル入りのインクは吸入式やコンバーター式に使用できます。

裏技として、使用済みの空きカートリッジに注射器などで、瓶やボトル入りのインクを注入するという手法もあるようですが、ベテラン向けです。

万年筆はキャップと首軸、胴軸それぞれはずして分けることができ、カートリッジインクやコンバーターを首軸のところに装着するかたちとなります。インクを入れる際には、付属の説明書を必ず読むようにしましょう。

万年筆のインクの入れ方3タイプ

万年筆のインク補充方式はカートリッジ式、吸入式、カートリッジ/コンバーター両用式の3つがあります。それぞれのインクの入れ方についてご紹介します。

①カートリッジ式万年筆のインクの入れ方

インクの入ったカートリッジを差し替えることで、インクを補充する方式です。「使い切りのインク」というと、わかりやすいかもしれません。インクカートリッジはメーカーやブランドごとに大きさが異なるため、購入した万年筆に合ったものを選んで使用しましょう。

カートリッジ式は簡単で手軽にインクの交換ができ、カートリッジ入りのインクのため持ち運びにも便利です。万年筆初心者や外出先で万年筆を使用したい方へおすすめです。

<カートリッジ式インクの入れ方4STEP>
①万年筆の胴軸をはずします。
②ペン先を上に向けた状態でインクカートリッジをしっかりと奥まで差し込みます。
③インクがペン先まで伝わるのを待ちます。
④試し書きしてみてインクが出れば完了です。

※インクカートリッジは回転させず真っ直ぐに差し込むことが大切です。回してしまうと内部を傷める場合があります。
※インクがしばらくしても出てこない場合には、インクカートリッジの側面を優しく押して送り出すようにすると、ペン先までインクが馴染んで書けるようになります。
※インクが出てこないからと、万年筆を振らないようにしましょう。

②吸入式万年筆のインクの入れ方

インクを吸入する仕組みが内蔵されており、万年筆内部に直接インクボトルからインクを吸入して補充する方式です。高価な万年筆に多い補充方式で、万年筆が作られたころから採用されています。カートリッジ式やカートリッジ/コンバーター両用式よりも、多くのインクを補充することができます。

現在ではペンの後ろにある軸を回してインクを吸入する「回転吸入式」が主流です。カートリッジ式と異なり、インクの色が豊富にあります。長文を書きたい方やコストパフォーマンスを抑えたい方、カラーバリエーションを楽しみたい方におすすめです。

<吸入式のインクの入れ方6STEP>
①ペンの尻にある吸入ノブを止まるまで、左へ回します。
②ペン先が完全に隠れるまでインクの中に浸けます。
③吸入ノブをゆっくり右に回し、インクを吸入します。
④インクをいっぱいまで吸入後、吸入ノブを少しだけ左に回し、インクを2.3滴ほど便に戻します。
⑤ペン先を上に向け吸入ノブを右にまわして、ペン先に残ったインクを軸内に戻します。
⑥主軸などについてしまったインクをティッシュや柔らかい布で拭い完了です。

※吸入ノブを無理やり反対方向に回すと故障する恐れがあります。

③カートリッジ/コンバーター両用式万年筆のインクの入れ方

コンバーターというインク吸入器具を装着し補充をする方式で、インク吸入器具を外せばカートリッジインクを差し込んでインクの補充をすることもできます。コンバーター式には「回転式・プッシュ式・板ばね式」の3つの吸入方式があります。

3つとも吸入式と同じように、ペン先をインクボトルに浸けてインク吸入しますが、吸入する際に行う操作が異なります。コンバーター式はインクの種類が豊富であること、万年筆内部を掃除できることがメリットです。今は初心者のため、簡単にインク補充できるカートリッジ式が良いが、いずれは好みのインクを同じ万年筆で、使用したいと考えている方におすすめです。

<回転式のインクの入れ方6STEP>
①キャップと軸をはずした後、コンバーターを装着し、吸入ノブが止まるまで左へ回します。
②ペン先が完全に隠れるまでインクに浸けます。
③吸入ノブをゆっくりと右に回し、インクを吸入します。
④インクをいっぱいまで吸入した後、吸入ノブを左に回し、インクを2.3滴ほど瓶に戻します。
⑤ペン先を上に向け吸入ノブを右にまわして、ペン先に残ったインクを軸内に戻します。
⑥主軸などについてしまったインクをティッシュや柔らかい布で拭い完了です。

<プッシュ式のインクの入れ方4STEP>
①キャップと軸をはずし、コンバーターを装着する。
②ペン先が完全に隠れるまでインクに浸けます。
③ノックを5~6回押します。
④主軸などについてしまったインクをティッシュや柔らかい布で拭い完了です。

<板ばね式のインクの入れ方5STEP>
①キャップと軸をはずし、コンバーターを装着する。
②プレートを押し込み中の空気を押し出す。
③その状態のままでペン先が完全に隠れるまでインクに浸けます。
④押し込んだプレートをゆっくり離し(戻し)、インクを吸入します。
⑤主軸などについてしまったインクをティッシュや柔らかい布で拭い完了です。

インクを入れるときの注意点

インクを入れる際には、もしものことを考え汚れても良い服で行うことをおすすめします。

インクが飛んでしまった場合、水生インクであれば台所洗剤のような中性洗剤と重曹で落としましょう。洗剤をインクが付いた部分に染み込ませ、重曹を入れたぬるま湯に浸けておきます。10分ほど置いた後、溶け残りの重曹をインクの付いた部分にすりつけ、洗濯機で洗濯すれば大丈夫です。

ただし、布の種類などにより傷む可能性もあるため、自己責任で行いましょう。

万年筆の持ち方

万年筆は基本的にボールペンなど他の筆記具と同じように、箸を持つような感じで手を添えます。万年筆は書き方・持ち方が決まっており、ペン先の刻印が上になるように持ち、45度~60度くらい傾けて、やや寝かせ気味にしながら書きます。

また、紙に対して垂直で、ペン先が正面に当たる位置、ペンポイントが左右均等に紙に接触することを意識して持ちましょう。

万年筆を持つときには握る力にも気をつけましょう。力を抜いて、軽く優しく持って字を書くことで、余分な力が入らないようにできます。

万年筆は外したキャップを後ろに付けることで、バランスが取れるよう設計されていますが、あなたの好みにより付けなくても大丈夫です。しばらく使用しないときは必ずキャップを閉めて、インクの乾燥を防ぎましょう。

インクが出ないときの原因としては、インクの汚れや詰まり、正しくない角度での使用が挙げられます。お手入れや持ち方の改善をして直しましょう。どうしても直らない場合には、購入した店舗に相談するか、ペンドクターに診てもらうことをおすすめします。間違っても自分で分解してしまうことのないように。

万年筆のきれいな書き方のコツ23個

万年筆で書く文字は普段書くときよりも、きれいに見せることができます。
自分の字に自信がない。もっときれいに書けるようになりたい。そんなあなたへ、万年筆でのきれいな書き方のコツを伝授します。ご紹介するコツをマスターすれば、さらに美文字に近づけますよ。

1. 正しい持ち方で書く

万年筆のペン先の刻印が上になるように持ち、45度~60度くらい傾けて、やや寝かせ気味にします。また、紙に対して垂直で、ペン先が正面に当たる位置、ペンポイントが左右均等に紙に接触させて書きましょう。必要以上に力を入れてしまうと、インクがきれいに出なくなるため気をつけましょう。

左利きの方は左の甲が見えるよう真っ直ぐ左手を置いて、万年筆が右側へ倒れるように持ちましょう。こうすることで、力がかかり過ぎないようにできます。

2. 正しい書き方で書く

ペン先のねじれに気をつけて書きましょう。あまりにもペン先をひねってねじれた状態で書くと、万年筆のペン先が開いてしまう原因にもなります。

ペン先は紙と水平に接するよう意識すると、文字のかすれや、ペン先のひっかかりなどを防ぐことができます。また、正しい書き方をすることで、万年筆は長生きします。正しい書き方・持ち方で書くことで、滑らかにインクが出るため、スムーズに文字を書くことができます。

3. 姿勢を正して書く

小学校や中学校の時に学んだ習字を思い出すと良いかもしれません。背筋を伸ばし、机との間にはこぶし一つ分ほどの空間を作ります。机に対して真っ直ぐにヘソを向けて座り、足の裏は床につけましょう。

猫背になって顔を近づけて文字を書くと、文字や文章の全体を把握できず、バランスが崩れてしまいます。きちんと正しい姿勢を意識して書きましょう。きれいな文字にはきれいな姿勢が大切です。

4. リラックスした状態で書く

肩や腕、手、指の先まで力を充分に抜きリラックスして文字を書きましょう。万年筆で文字を書く際に、力をこめる必要はありません。ソフトに万年筆を持ち、紙に触れさせるだけで良いのです。滑らせるように動かすだけで文字が書けます。

きれいな文字を書くためには、穏やかな心で書かなくてはなりません。感情は文字にも表れます。きれいな文字を意識するときには、心が落ち着いているときが良いでしょう。

5. 肘を意識する

万年筆で書くとき、指先や手首だけで書こうとせず、手全体(腕)をうごかしましょう。手全体を動かすには肘を動かすことを意識すると上手くいきます。手全体で文字を大きく書くことが大切です。また、肘は手首と90度になるよう意識しましょう。文字を書くとき、腕が小刻みに動く感じです。

6. 手の置く位置を考える

手全体を自由に動かすには、手を置く位置にも気をつけましょう。あまり自分よりの場所に置くと、のびのびと動かすことができません。肘が伸びるのは伸ばしすぎです。肘が直角になる位置を見つけると自由に手を動かしやすくなります。

7. 筆圧を意識して書く

万年筆で書くときは筆圧をかけないよう意識しましょう。強い筆圧はペン先を早くだめにしてしまいます。万年筆は毛細管現象によってインクが出てきているため、紙に滑らせるだけで文字が書けます。必要以上に力をかけないよう気をつけましょう。

もし、どうしても力を抜いて書けない場合は万年筆を握っている手の、小指を少し離して持つか、小指と薬指の両方を少し離して持ち、文字を書いてみましょう。

8. 楷書で書く

楷書は漢字の書体の一つで、崩しや省略をせずに点と画を一つ一つ正確に書く書体のことです。文字の画が交わるところ、ぶつかるところをしっかりと書くこと。雑にささっと書くのではなく、文字をなるべく崩さないよう「とめ」、「はね」、「はらい」をしっかり意識して書きましょう。

9. 文字の隙間を意識する

文字の隣り合う隙間を均等になるよう書くことで、きれいに見せることができます。
また、文を書いていくと、ひらがなと漢字が並びます。その際に漢字よりもひらがなを小さめに書くことで、空いた隙間が目立たずにバランスよく見せることができます。

10. 中心線を意識して書く

軸がぶれないよう、中心線を意識して真っ直ぐに書くようにしましょう。文章が傾いていたり、波打っていたりしていると、一文字、一文字がきれいに書けても、全体を見ると汚い印象になります。がたがたにならないよう中心線を意識しましょう。

11. 上から見下ろして書く

文字を書くときに横や斜めから見るのではなく、上から見下ろしてください。首を曲げて書いていると、文字や文章もだんだんと曲がってしまいます。文字や文の歪みを無くし、いかにバランスを整えるかがきれいに書くコツです。

12. 筆圧を均一にする

万年筆は筆圧によりインクの出る量が変わってきます。どの文字も均一の筆圧で書くことにより、同じ線の太さを維持し整えることができます。力の入れ過ぎにはお気をつけください。

13. ゆっくり丁寧に心を込めて

ゆっくりと、一文字ずつ、一画ずつ、意識して書くことで、より丁寧に書くことができ、文字がきれいになります。心を込めて書くことを意識しましょう。文字を書くときには、真っ直ぐ線を引くことも意識すると、より美しい文字に近づきます。

14. 練習をする

何事も練習あるのみです。美文字を目指すのであれば、毎日練習をしましょう。
練習では「永」を書くと良いです。この1文字に基本の「とめ」、「はね」、「はらい」が含まれているため、よくおすすめされる文字です。また、自分の名前や住所など、普段よく書く文字や文を練習するのもおすすめです。

一般的な文字の練習帳だけでなく、万年筆で書く文字の練習本も売っているようですので、そちらを購入して練習するのも一つの手です。

独学であれば、学校の教科書や新聞紙をコピーし、活字をなぞって練習するのがおすすめです。目標としている文字の特徴やフォントがある場合は、そちらを参考に練習しましょう。

15. 紙にこだわる

紙には万年筆と相性の良いものとそうでないものがあります。相性の悪い紙ですと、文字を書いたときに、酷い滲みができて裏抜けし、文字が汚く見えてしまいます。文字をきれいに見せるために、紙にもこだわりましょう。

一般的に万年筆で文字を書く際におすすめとされている紙は「ツバメノート」や「LIFEシリーズのノート」、「ほぼ日手帳」、「アピカ 紳士なノート」などです。個人の好みもあるため、いろいろと試し書きをしてお気に入りを見つけてみてください。

16. 下敷きを使用する

硬筆用の柔らかい下敷きを知っていますか。習字には毛筆と硬筆があり、毛筆は小学校や中学校などの授業にある、ザ・習字ですね。硬筆は筆を使わず、鉛筆で文字を書きます。その時に使用されるのが、柔らかい下敷きです。柔らかい下敷きはクッションの役目も果たすため、力を逃がしてくれます。また、滑りを抑えるため「とめ」・「はね」・「はらい」などをしっかり書けるのです。

実は柔らかい下敷きは万年筆での筆記にも同様の効果を与え、きれいに文字を書く手助けをしてくれます。安価で手に入るものですので、ぜひ使用してみてください。

17. 方眼紙に書く

文字を美しくみせる要素の一つは文字のバランスです。方眼のある紙を使用することで、バランスを意識して文字の練習をすることが可能です。文字の隙間に着目し、バランスに気をつけて練習しましょう。

18. 日本の文字を書くには国産の万年筆

日本の文字は「とめ」、「はね」などアルファベットにはない特徴があります。また、縦書き、横書きどちらの文章も書く機会があります。そのため、日本文字に適した万年筆を生産している国産のブランド、メーカーのものがおすすめです。

国内のメーカーでおすすめは、パイロット「カスタムシリーズ」やプラチナ万年筆「#3776センチュリー」、セーラー万年筆「プロフィットシリーズ」です。最寄りの店舗で見かけた際にはぜひ試し書きをしてみてください。

19. 日記などを書いてみる

毎日、万年筆で日記をつけることで自然と慣れることができます。どの筆記具もまずは慣れることが大切です。自分の手に馴染ませていくことで、あなたに合った万年筆へと変わっていきますので。毎日、万年筆を使うようにしましょう。

20. 個性を大切にする

美文字を目指すことは大切ですが、あなたの個性も大切にしましょう。文字を書くのは楽しんで書くことが1番です。自分の思うままに書くことで、のびのびとした文字を書くことができます。

21. SNSなどに投稿してみる

人の目を意識すると、より丁寧に文字を書けるようになります。また、SNSを通じて字のきれいな人の文字を参考にして練習することで、上達も早くなります。

22. 初心者向けの万年筆を購入する

初心者向けの万年筆は持ちやすいよう、軸に工夫が凝らしてあります。おすすめの初心者向け万年筆はパイロットの「kakuno」、ペリカン「ペリカーノJr.」、LAMY「サファリ」の3つです。それぞれの特徴は以下の通りです。

①パイロット「kakuno」
子ども向けにデザインされた万年筆で、六角形の持ちやすいボディになっています。持つ部分のグリップは三角形になっており、正しい持ち方になるよう工夫されています。2014年度にはグッドデザイン賞・キッズデザイン賞を受賞しています。

②ペリカン「ペリカーノJr.」
ドイツの子ども向けに作られた万年筆です。プラスチックでできているため、軽くて負担が少ないです。グリップにある大中小3つのくぼみが、正しい持ち方を教えてくれます。万年筆の書き方を覚えるのにおすすめの1本です。

③LAMY「サファリ」
ボディにくぼみが設けてあり、正しく握りやすいよう工夫されています。「kakuno」と同様にグリップの部分が三角形になっています。

他にも初心者へおすすめできる万年筆は沢山ありますが、今回は書き方や持ち方を覚えるために、おすすめの万年筆3つをご紹介しました。

23. 自分の手に合った万年筆を選ぶ

文字に気持ちを込めるには、自分の好みの書き味に合った万年筆を使用することが大切です。また、左利きの方は左利き用万年筆を購入することをおすすめします。左利きの人が、ふつうの万年筆を使用すると文字が書きづらく感じます。横線を書く際に右利きの人が引いて書くのに対し、左利きの人は押して書くかたちとなるからです。

左利き用の万年筆は右利き用よりも、ペン先が丸くて太くインクフローが良いのが特徴です。左利きの人は力が入りやすいため、紙との摩擦を抑えられる大きいペンポイントになっているのです。

自分に合った万年筆を使用することで使い勝手も格段に違ってきます。書きやすい万年筆を選ぶことが、きれいな文字を書くうえで重要となります。


万年筆のきれいな書き方のコツは他にもあります。
あなたが実践しやすいコツ、続けやすいコツを選んで練習しましょう。最初から上手にできる人なんていません。皆、努力の積み重ねで上達するのです。時間はかかりますが、努力は必ず実ります。書き続けることが大切です。

万年筆のお手入れ方法

万年筆が書けなくなる原因の一つであるインクの詰まりを解消するには、自分でお手入れをしなければなりません。

お手入れ方法としては、ペン先・ペン芯の洗浄があります。カートリッジ式はカートリッジをはずしておき、吸入式とコンバーターを使用している場合は残りのインクをインクボトルに戻しておき、ペン先を洗浄します。

洗浄する際に、薬品や洗剤、熱湯は絶対に使用しないようにしましょう。また、インクを別の色に変えたい場合も洗浄が必要です。

<カートリッジ式の洗浄の場合>
汚れても良いコップにぬるま湯を入れ、そこにペン先とペン先がついている部分を浸けておきます。数時間ほど浸けておけばきれいになりますが、長いあいだ放置していた万年筆は半日~1日は浸けておくと良いでしょう。途中、様子を見て水が汚れているようであれば、水を交換しましょう。汚れが酷いと何回か水の交換が必要となります。浸け終わったらきれいな水で洗い流し、ティッシュか柔らかい布で水分をふき取り、乾かせば完了です。

<吸入式の洗浄の場合>
汚れても良いコップにぬるま湯を多めに入れます。そこにペン先全体を浸け、「水を吸入して出す」を繰り返しましょう。コップの水が汚れたらその都度、きれいな水に入れ替えてください。何度も繰り返し、万年筆内部がきれいになったら完了です。最後はティッシュか柔らかい布で水分をふき取り、乾かして仕上げましょう。

<コンバーターの洗浄の場合>
汚れても良いコップにぬるま湯を入れておきます。コンバーターを抜き、ペン先とペン先の付いている部分を用意しておいたコップへ浸けます。途中、様子を見て水が汚れているようであれば、水を交換しましょう。半日~1日置いておき、最後にきれいな水で洗い流しましょう。その後、コンバーターを装着し水の出し入れを繰り返して、コンバーターの内部を洗浄します。インクの色が出なくなったら完了です。最後はティッシュか柔らかい布で水分をふき取って、乾かしておきましょう。


万年筆に長生きしてもらうためにも、お手入れは定期的にしてあげましょう。
自分でお手入れしても、改善されない場合はペンドクターに診てもらうことをおすすめします。使用していない時には、キャップを閉めてペン先を保護し、インクの乾燥を防ぐことも大切です。しばらく使う予定がなければ、インクを抜いて洗浄してから保管しておきましょう。

まとめ

万年筆は時間をかけて、あなたの手に馴染んでいきます。まずは、あなたが万年筆の正しい使い方・持ち方・書き方をマスターして、万年筆に寄り添ってあげましょう。焦らずゆっくりと時間をかけて、大切にしていってください。

万年筆の1番良いメンテナンス方法は毎日使い続けることです。万年筆に毎日、愛情を注ぎ生涯使い続けてあげてください。

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