スキューバダイビングライセンス資格の種類5つを徹底解説!違いや費用など

スキューバダイビングライセンス資格の種類5つを徹底解説!違いや費用など

人気の高いマリンスポーツといえば、スキューバダイビング。スキューバダイビングをするにはライセンス資格が必要ですが、いくつかの種類があります。資格の種類を違いや費用なども含めて詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。


海外や国内旅行で大人気のアクティビティの1つに、スキューバダイビングがあります。
未知で美しい海の世界を人生で一度は楽しむべきでしょう。

けれどもスキューバダイビングを楽しむためには、専用のライセンスが必要であることは知っていますか?

(※体験ダイビングを除く)ここではスキューバダイビングのライセンスの取り方と、その他、より海の世界を広げることができるライセンスをいくつかご紹介します。

スキューバダイビングのライセンスとは?

最初のライセンス「Cカード」

自動車を運転するには自動車の免許証が必要ですね?それと同様に、スキューバダイビングを楽しむためには免許のようなもの、いわゆるライセンスが必要です。(※体験ダイビングを除く)

スキューバダイビングを始めようと思っている人たちが最初に取るべきライセンスは「Cカード」と呼ばれるものです。これさえ取得すれば、水深18メートルまでならばインストラクターのガイド無しでも、自由にダイビングを楽しむことができます。

Cカードにも種類がある?

クレジットカード会社が何社もあり、お店によって使用できるカードと使用できないカードがあるように、Cカードを発行する団体も世界に複数存在します。そして、世界中にあるダイビングショップごとに、通用するCカードと通用しないCカードが存在するのです。

今、最もメジャーなCカード発行団体は「PADI」です。ここの団体が発行するCカードを持っていれば、まず間違いはないでしょう。国内でも海外でもCカードを取得する際には、どこの団体が発行するCカードを取り扱っているかを必ずダイビングショップに確認するとよいでしょう。

ライセンスがスキューバダイビングに必要な理由

他のマリンスポーツやレジャーは、ライセンスの要らないものがほとんどです。しかしなぜ、スキューバダイビングだけはライセンスが必要なのでしょう?

まず、水の中では声を発することができません。何か非常事態が起きてもガイドさんに声を出して訴えることができません。また、ガイドさんは先頭でお客さんを誘導しながら泳ぐので、常にお客さんの方を見て泳ぐわけではありません。

もちろんガイドさんはしっかり訓練され、お客さんに気を配りつつガイドしてくれるのですが、100%トラブル時に気がついて対処してくれるとは限りません。そして何よりも海の中という普段人間が足を踏み入れない自然の世界。いつ何がおきるかわかりません。そのような状況下で遊ぶとき、トラブルが起きた際には自分自身である程度対処することが求められます。

そのためスキューバダイビングで安全に楽しむためには、このトラブルへの対処方法や正しい知識を学び、認定を受けたという証を示す必要があるのです。

ランク別スキューバダイビングライセンス5選

ダイビングのライセンスの中にも複数のランクが存在します。もちろん上級のランクを取れば取るほど潜ることのできる範囲が大きく広がります。Cカードの範囲だけでは物足りないと感じた人はぜひ上級ライセンスの取得を目指してみてください。

①OWD(オープンウォーターダイバー)

上記でも紹介しました、Cカードを持っているダイバーのことをいいます。これを持っている人は、2人以上ならばダイビングを楽しむことができます。また、水深18M以内でのダイビングが可能になります。しかしこのライセンスのみでは潜れるポイントがある程度しぼられてしまう場合が多いです。

②AOW(アドバンスオープンウォーターダイバー)

沈船や海底洞窟など、ほとんどの見所ポイントは水深18Mよりも深い場所にあることが多いです。Cカードのみでは18Mより深く潜ることができません。そんなときのためにAOWも取得しておきましょう。このカリキュラムでは、より深く潜る際の注意点や安全に潜る方法を学びます。取得後は30Mまでの深さまで潜ることができます。

③EFR(エマージェンシーファーストレスポンス)

このカリキュラムでは、水の中で実践することは無く学科講習で行います。主に陸上においての応急処置の方法を実践を交えて学習します。

駅や建物内などに「AED」とかかれた機械を見たことがあるのではないでしょうか?この機械の使用法や、道端で誰かがケガをしているときの対処法、意識の無い状態で倒れている人を発見したときの対処法などを教科書とDVDと実践で学んでいきます。学科講習なので、Cカードのみお持ちの人やダイバーでない人も受けることができます。

④RED(レスキューダイバー)

一緒に潜っている仲間が緊急事態になったとき、サポートをしたり救助ができるようになればすばらしいですよね。このカリキュラムでは陸上と水中で緊急事態に備えた対応方法を実践も交えて学びます。誰かを助けることができるだけでなく、自身の安全に対する意識の向上や、ダイビングスキルを上げることができます。
※AOW所持、EFR所持が受講条件です。詳しくは各ショップにお問い合わせください。

⑤DM(ダイブマスター)

インストラクターの一歩手前の超上級者ライセンスです。これを取得した人はプロと名乗ることができます。また、講習やファンダイビングでインストラクターのアシスタントをすることができます。プロと名乗るくらいですから、ライセンスを取得するにはかなりの上級ダイビング技術が要求されます。カリキュラムの内容は、プロになるための知識やダイビングスキルを学びます。また、ショップによっては実際にお客さんにくっついてダイビングのアシスタントをしたりすることもあります。
※EFR所持、RED所持、60回以上のダイビングを行っていることが受講条件です。詳しくは各ショップにお問い合わせください。

国内スキューバダイビングライセンス5種類と費用相場

日本国内でダイビングのライセンスを取ろうと思った方は、下記に費用などを表にしてまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

ライセンス名 費用 ライセンス取得日数
OWD 約30,000~40,000円 3日~4日
AOW 約40,000~60,000円 2日~3日
EFR 約20,000~30,000円 1日
RED 約50,000~60,000円 2日
DM 約200,000円 ※ショップによってカリキュラムの進め方が大きく異なるため、受講するショップに要相談

海外スキューバダイビングライセンス5種類と費用相場

せっかく海外に来たのですから、海外でライセンス取得にチャレンジしてもいいかもしれません。かかる日数は日本とほぼ同じですが、OWDに至っては日本国内に比べて若干料金が高めのようです。下記に費用などを表にしてまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

ライセンス名 費用 ライセンス取得日数
OWD 約30,000~60,000円 3日~4日
AOW 約20,000~30,000円 2日~3日
EFR 約15,000~20,000円 1日
RED 約35,000~40,000円 2日
DM 約130,000~150,000円 6日間~15日間

ライセンスが何種類もあるのはなぜ?

海はとても深く広いです。人間が海の全てを完全に理解することはおそらく不可能に近いでしょう。そんな海の中で過ごすダイビングも、とても奥が深く無限の可能性を秘めています。遊び方や生き物の生態や地形など、楽しみ方を広げるためには常に挑戦と学習が必要です。

新しいことに挑戦したりステップアップをするには、それなりに危険やリスクが増えます。それらに対応するための知識や経験が必要になってくるため、様々な事柄に特化したライセンスがあり、取得する必要があります。

海の遊びをもっと楽しく!初心者におすすめのSPライセンス3つ

SPライセンスとは?

上記でご紹介したライセンスの他に、海での遊びを広げるためのSP(スペシャリティライセンス)というものがあります。

SPライセンスは様々な種類が存在し、少しずつその種類が増えてきています。ダイビングをもっと楽しみたいと考えている人や、プロ級レベルまで上達したいと考えている人はぜひたくさん取得しましょう。Cカードを取得したばかりの人におすすめのSPライセンスをいくつかご紹介します。

①ボートSPライセンス

ボートに乗ってボートからダイビングを楽しめるようになるためのライセンスです。
Cカードのみを持っている人は浜辺やビーチから海へエントリーします。しかし、このカリキュラムを受けてライセンスを手に入れると、ボートに乗って沖まで移動し、ある程度深さのある場所でダイビングをすることができます。岸からのエントリーももちろんすばらしいですが、沖でのダイビングの方が見られる生き物の数が全く違います。いつの日かテレビで見たような、背中からくるんと回って海へダイブすることができるようになります。

②PPB(中性浮力)SPライセンス

Cカードを取得するときに、中性浮力について何度も説明を受けるでしょう。中性浮力とは、水中で浮いたり沈んだりすることの無いピッタリ停止した状態を保つことです。

この中性浮力をマスターすれば、水中での快適さが格段に上がることでしょう。Cカードを取得したばかりの頃は、この中性浮力がうまく取れずに思わぬところで浮上したり、沈んでしまうことで多くの体力を消費するということが多いと思います。

このPPBライセンスのカリキュラムでは、中性浮力を徹底的に練習します。あるとき急に自転車に乗ることができたかのように、あるとき急に、中性浮力のコツをつかむことができるでしょう。

③デジカメSPライセンス

ダイビングを楽しむうちに、海の中のすばらしい景色を写真で残したり、SNSで共有したいと思うでしょう。このカリキュラムでは、ダイビング専用のデジタルカメラを使用し、生き物や景色を美しく撮るための技術を学びます。

ダイビングショップによっては事前にカメラを購入する必要がある場合や、持っていなければ貸してくれるところもありますのでお店に確認しましょう。きれいな写真を撮ることができれば、生き物や海がより好きになりますし、このカリキュラムがきっかけで水中カメラに深くハマッてしまう人が続出しています。

初心者の資格「Cカード」を取得する手順と流れ5ステップ

※全体でかかる日数は、3日~4日。
Cカードは誰でもかんたんに取得することができます。かかる日数が3日~4日とはいっても、連続して必要日数を取る必要はありません。毎週決まった曜日に通い、複数回に分けて必要工程をクリアしていくという方法もあります。取得のための計画は、お店の人と一緒にたてましょう。

①体験ダイビングを受ける(任意)

水の中で息をするということはどんな感覚なのでしょうか?もしスキューバダイビングが気になっているのでしたら、ぜひ一度体験ダイビングをやってみてはいかがでしょうか?

もちろん体験なので、潜る深さはやや浅く(水面~12mほど)ガイドさんに手で引っ張ってもらい、海の世界を体験することができます。ここで、もっと自分で海の世界を堪能したいと感じたならば、Cカード取得コースへ進みましょう。また、体験ダイビングに参加することでその先の講習費が割引になるなど、うれしい特典がついていることがあります。

②ダイビングショップで学科講習を受ける

(約6時間程)
Cカード取得コースを申し込んだ人には、Cカード取得のための教科書とDVDが渡されます。教科書とDVDには、機材のセッティング方法やトラブルの対応方法などダイビングに必要な最低限の知識が記載されています。どちらも最後まで目を通し、学科講習を受ける日までに予習をしましょう。

学科講習では、教科書とDVDの内容をインストラクターと一緒におさらいし、追加のレクチャーを受けます。そして最後には確認テストがあり、通常では75点以上が合格とされています(達していなくともオマケで合格にしてくれるところもありますが)。教科書とDVDに一度でも目を通していれば、難なく合格できるので安心してください。

③プールで実習

(約8時間程)
学科講習で習った内容をプールで実践します。実際に機材を背負い、深いプールで練習します。命の安全に関わることなので、疑問点や苦手なところは決して放置せず、理解するまでインストラクターに尋ねましょう。落ち着いてインストラクターの言うことを聞けば、すぐに楽しくなり海へ出る日が待ち遠しくなりますよ。

④さあ、お待ちかね海洋実習

(約2日間 ※1泊2日でプランが組まれていることが多い)
いよいよ海での実践です。プールと大きく異なる点は、波があること、生き物がたくさん住んでいること、何が起こるかわからない自然の中であるということです。

初めは慣れなくて不安に感じることもあるでしょう。一番大切なことは、他の受講メンバーと比べないことです。自分だけうまくいかないからといってムリをしたり、異常があってもこの程度なら大丈夫だろうと油断をしたりすることは絶対に止めましょう。海を自由に楽しめるようになるまであとちょっとです。

⑤お疲れ様です、Cカード取得

おめでとうございます。海洋実習を無事に終えればあなたは立派なダイバーの仲間入りです。国内でも海外でも、水深18メートル以内ならばどこへでもダイビングを楽しむことができます。もっと深くまで潜ってみたい方は、下記で他のライセンスを紹介していますので読んでみてください。様々な場所のダイビングショップを利用する際は、自分が持っているCカードが使えるかどうか確認することをおすすめします。

まとめ

海の中は魅力にあふれていて、私たちに多くの楽しさと感動を与えてくれます。しかし、自然を侮ってはいけません。海での事故を防ぎ、かつスキューバダイビングで楽しむためには、海と仲良くすることが不可欠です。

海と仲良くなってダイビングを楽しむためにはルールをきちんと守り、最低限の必要事項を学ぶことが大切なのです。その最低限の必要事項さえ学ぶことができれば、海は私たちにたくさんの贈り物をくれるでしょう。

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